第3回 耐震 の 巻

耐震。このコトバ、最近よく耳にしますよね。

躯体を丈夫にして地震動に「耐」える、という意味で 建物の躯体を筋交いや補強金物等を用い強化し、 地震の揺れに対してひたすら耐える構造を、耐震構造といいます。

あと、よく似たもので、免震制震というコトバがありますが、 違いをご存知ですか?

免震構造は 建物の足元を地面から切り離し その間にゴムなどの震動絶緑装置を設置して 地震の持つエネルギーを建物に伝わりにくくする構造。 建物の安全性が向上するとともに 建物内の人々や家具、設備機能も安全に保つことができます。

制震構造は 粘りや弾力のあるダンパーなどを建物の中に組み込んで 揺れエネルギーを吸収し、建物の振動を制限する構造。 高層ビルではこの方法が一般的に採用されています。

おさらい
● がっちりと受け止めるのが「耐震
● 地震の揺れをかわそうとするのが「免震